パスワード強度チェック

パスワードが攻撃ごとにどれくらいで破られるか、どのパターンが弱点になっているか、データ漏えいに含まれていないかを確認できます。このパスワード強度チェッカーは、パスワードそのものを送信しません。端末の外に出るのは、ハッシュの先頭5文字だけです。

パターンの推定:zxcvbn-ts(補正版) · 攻撃の速度:hashcatのベンチマーク · 漏えいデータ:Have I Been Pwned · 何も保存しません

どれくらいで破られる?

パスワードを入力または貼り付けると、入力に合わせて判定が更新されます。

攻撃者が当てる必要のあるビット数
0128

チェックする内容

  • 攻撃者が最初に試すパターン:よく使われるパスワード49,233件、単語や名前、年、キーボードの並び、繰り返し、似た文字への置き換え。
  • データ漏えい:Have I Been Pwnedにある、漏えいした約20.7億件のパスワード(k-匿名性で照合)。
  • 8種類の攻撃:100回失敗でロックされるログインページから、100枚のGPUによるNTLMハッシュまで。

自分のパスワードはどれくらい強い?

攻撃者がたどり着くのに必要な推測回数で決まります。攻撃者は、ランダムな文字列よりずっと前に、よくあるパスワード、単語や名前、年、キーボードの並び、置き換えた文字といった、ありそうなものから試します。このツールは、その推測回数を数えます。

入力した内容を、攻撃者が試す部分に分けます。たとえば Summer + 2026 + ! のようにです。部分ごとに必要な推測回数を見積もり、全体を最も安く組み立てる方法を合計します。エンジンは、OWASPが挙げているオープンソースの推定ツールzxcvbn-tsで、英語の単語リストに加え、ページの言語のリストがあればそれも使います。

標準の推定ツールが強いパスワードで誤る2か所は、補正しました。本当にランダムな12文字を約10²⁴回ではなく約10¹²回と見積もり、6語のパスフレーズは数十億倍も高く見積もります。いまは、ランダムな部分は使われている文字から、パスフレーズは作り方の規則から計算します。

大文字、数字、記号は表示しますが、足りない文字種が不利になることはありません。NISTがそうしたルールをやめたのは、Password1! のような予測しやすいパスワードを生むからです(NIST SP 800-63B-4)。分析するのは先頭の64文字です。それより長いものは、既知のフレーズでなければ推測では破れませんが、漏えいチェックは全体を対象にします。

Summer2026!

  1. Summer辞書にある単語季節の名前を、よくある形で大文字始まりにしたもの:50回の推測
  2. 2026!ランダムパターンが見つからない5文字:10万回の推測
0128

弱い約1,000万回の推測:弱い漏えい済み漏えいデータに45回:漏えい済み

決め手は文字種ではなくパターンです。4種類の文字を使った11文字でも、ハッシュのリストが漏えいすれば数秒で推測されます。
パスワード強度チェックの画面:弱点になるパターンごとに分けたパスワード、8種類の攻撃の解読時間、漏えいチェックパスワード強度チェックの画面:弱点になるパターンごとに分けたパスワード、8種類の攻撃の解読時間、漏えいチェック評価攻撃者に必要な推測回数に基づく「非常に弱い」から「非常に強い」まで。漏えいデータに含まれる場合は「漏えい済み」です。弱点攻撃者が試すパターンごとに分けたパスワードと、推測されやすい理由です。解読時間8種類の攻撃それぞれに、GPU 1枚または100枚でかかる時間です。漏えいチェックHave I Been Pwnedに記録があるかどうかと、送信したハッシュの先頭5文字です。
架空のパスワードをチェックした例です。評価、推測されやすいパターン、攻撃ごとの所要時間、漏えいチェックを表示します。番号を選ぶと、各部分に何が表示されているかを確認できます。

自分のパスワードは、解読にどれくらいかかる?

攻撃によって違います。同じパスワードでも、試行回数を制限するログインページには何年も耐えるのに、保管の甘いパスワードのハッシュがサイトから漏えいすれば1秒もかからず破られます。このツールは、8種類の攻撃について、GPU 1枚または100枚での解読時間を示します。

パスワードの解読時間は、必要な推測回数を攻撃者の速度で割ったものです。オンライン攻撃では、ログインページ経由で推測します。連続の失敗でロックするサイトなら1時間に100回(NISTが認める上限は連続100回)、そうでなければ毎秒10回です。データベースが漏えいした後のオフライン攻撃では、保管されたハッシュに対してGPUで推測し、速度はサイトの保管方法で決まります。

RTX 5090 1枚が試せるのは、NTLM(Windows)が毎秒3,401億個、MD5が2,206億個、SHA-1が702億個ですが、コスト10のbcryptは約9,500個、Linuxのsha512cryptは148万個です(hashcatのベンチマーク)。64 MiBのメモリを使うArgon2idは、RTX 4090で毎秒1,699個です(hashcat)。この差があるから、OWASPはサイトにArgon2idかbcryptでの保管を求めています。

各時間は平均で、ランダムなパスワードなら全組み合わせの半分にあたります。パスワードの強度テストは、前提とする攻撃の正直さで決まるので、各行に1つずつ攻撃を明示しています。実際の攻撃者は総当たりの前にリストとルールも試し、パターンの推定はそれを再現しています。フィッシングやキーロガーは、推測そのものを不要にします。

オンライン(試行回数に制限あり)オンライン(制限なし)漏えい後:Argon2id*漏えい後:bcrypt漏えい後:Linuxのsha512crypt漏えい後:SHA-1漏えい後:MD5漏えい後:NTLM
6桁のPIN105.7208日14時間5分52秒1秒未満1秒未満1秒未満1秒未満
Summer2026!(パターンだけで計算)107.011年12日2時間17分7秒1秒未満1秒未満1秒未満
ランダムな8文字1015.116億年445万年3万年4670年30年6時間2時間1時間
ランダムな4語1015.321億年579万年3万年6082年39年7時間2時間1時間
ランダムな12文字1023.210¹⁷年10¹⁴年10¹²年5540億年36億年8万年2万年2万年
ランダムな6語1023.010¹⁷年10¹⁴年10¹²年3677億年24億年5万年2万年1万年
ランダムな16文字1031.210²⁵年10²²年10²⁰年10¹⁹年10¹⁷年10¹²年10¹²年10¹²年
漏えいデータにあるすべてのパスワード109.32361年7年14日3日23分1秒未満1秒未満1秒未満
オンライン(試行回数に制限あり)オンライン(制限なし)漏えい後:Argon2id*漏えい後:bcrypt漏えい後:Linuxのsha512crypt漏えい後:SHA-1漏えい後:MD5漏えい後:NTLM
6桁のPIN105.7208日14時間3秒1秒未満1秒未満1秒未満1秒未満1秒未満
Summer2026!(パターンだけで計算)107.011年12日59秒10秒1秒未満1秒未満1秒未満1秒未満
ランダムな8文字1015.116億年445万年262年47年110日3分1分41秒
ランダムな4語1015.321億年579万年341年61年143日4分1分54秒
ランダムな12文字1023.210¹⁷年10¹⁴年311億年55億年3566万年752年239年155年
ランダムな6語1023.010¹⁷年10¹⁴年206億年37億年2367万年499年159年103年
ランダムな16文字1031.210²⁵年10²²年10¹⁸年10¹⁷年10¹⁵年690億年220億年142億年
漏えいデータにあるすべてのパスワード109.32361年7年3時間36分14秒1秒未満1秒未満1秒未満
平均時間です。速度:RTX 5090 1枚でのhashcatのベンチマーク。Argon2idはRTX 4090。実際の攻撃では、総当たりの前にリストとルールを試します。 * Argon2id:RTX 4090で計測(RTX 5090のベンチマークはまだ公開されていません)。

自分のパスワードは安全? 各評価の意味

「非常に強い」、または低速なハッシュで保管するサイトでの「強い」で、しかも漏えいに含まれていなければ、推測に対して安全です。「漏えい済み」は、ほかのすべてに優先します。

各評価は推測回数の範囲で、実際の攻撃がそれを網羅するのにかかる時間で決めています。「非常に強い」は10²¹回以上の推測が必要で、NTLMに対してでも、GPU 1枚が100年以内に見つけることはありません。

攻撃者に必要な推測回数
漏えい済み
  1. 6桁のPIN
  2. Summer2026!
  3. ランダムな8文字
  4. ランダムな4語
  5. ランダムな6語
  6. ランダムな12文字
  7. ランダムな16文字
非常に弱い弱い普通強い非常に強い
  1. ロックあり
  2. ロックなし
  3. Argon2id
  4. bcrypt
  5. sha512crypt
  6. SHA-1
  7. MD5
  8. NTLM

▲:GPU 1枚で1年

「漏えい済み」は目盛りの外にあります。漏えいしたパスワードは、長さに関係なく攻撃者のリストに載っているからです。
評価必要な推測回数耐えられるもの
漏えい済み漏えいデータにあり何にも耐えられません。攻撃者は漏えいしたパスワードを真っ先に試します。使っているすべての場所で変更してください。
非常に弱い10⁴未満毎秒10回でも、オンラインの推測で17分以内に見つかります。
弱い10⁴〜10⁸100回失敗でロックされるサイトには耐えますが、制限のないサイトには耐えられません。漏えい後は、長くても16時間です。
普通10⁸〜10¹⁴オンラインの推測には数か月から数千年。漏えい後は、bcryptなら数時間から333年ですが、MD5やNTLMなら10分未満です。
強い10¹⁴〜10²¹漏えい後、GPU 1枚で、bcryptなら333年から30億年、NTLMなら5分から93年です。
非常に強い10²¹以上最も速く解読できるハッシュのNTLMに対してでも、GPU 1枚が100年以内に見つけることはありません。

強いパスワードの条件とは?

長さとランダムさです。パスワードだけでアカウントを守るなら15文字以上で、生成ツールかランダムな単語で作り、1つのアカウントにだけ使い、漏えいに含まれていないこと。記号、大文字、定期的な変更は、もう必須ではありません。

これは2025年7月に改訂された米国の標準、NIST SP 800-63B-4のルールです。単独なら15文字、第2要素があれば8文字、64文字以上を受け付け、スペースや絵文字を含むあらゆる文字を使え、構成のルールも強制的な変更もなく、新しいパスワードは漏えいしたものやよくあるものと照合されます。

米国のサイバーセキュリティ機関CISAは、16文字以上か、関連のない4〜7語のパスフレーズを求めています。英国のNCSCは、3つのランダムな単語を勧めています。3機関とも、長さを最優先にしています。

文字を似た数字に置き換えても効果はありません。攻撃者は o → 0 や a → @ を知っていて、早い段階で試します(NCSC)。パスワード生成なら、すべての条件を満たすパスワードを作れます。

NIST SP 800-63B-4標準の内容 · このツールの対応
  • 15文字以上、第2要素があれば8文字以上15文字を基準に長さをチェック
  • 64文字以上を受け付ける256文字まで受け付け、先頭の64文字を分析
  • スペースや絵文字を含む、あらゆる文字を使える文字数で数える:絵文字は1文字
  • 「記号を含むこと」などのルールを設けない足りない文字種を問題として扱わない
  • 強制的な変更はなし、侵害後に変更「漏えい済み」で変更の時期を知らせる
  • よくあるパスワードや漏えいしたパスワードをブロックHave I Been Pwnedで照合
  • 貼り付けとパスワードマネージャーを許可貼り付けに対応し、漏えいチェックも実行
NIST SP 800-63B-4のセクション3.1.1.2。2025年7月から有効な、米国のパスワード標準です。

パスワードのエントロピー:P@ssw0rdとTr0ub4dor&3が破られる理由

エントロピーは、攻撃者が試す必要のあるパスワードの組み合わせの数を数えるもので、意味があるのはランダムに作ったパスワードだけです。文字種から数えると、P@ssw0rd は約52ビット、Tr0ub4dor&3 は約72ビットですが、どちらも漏えいデータに数千回から数百万回含まれています。

パスワードのエントロピー計算は、含まれる文字種ごとのビット数に長さを掛けます。すべての文字がランダムに選ばれたと仮定した計算です。人はそんな選び方をしません。P@ssw0rd は「password」という単語に、有名な2つの置き換えをしたもので、Have I Been Pwnedでは6,421,042回確認されています。NISTが長さを基準にルールを作ったのは、人が選んだパスワードのエントロピーは求められないからです(NIST SP 800-63B-4、付録A)。

Tr0ub4dor&3 は、xkcdが覚えにくいパスワードの例として挙げたもので、文字を置き換えた辞書の単語に、記号と数字を足したものです。置き換えを元に戻せば約100万回の推測で済み、それだけなら「弱い」で、実際は3,196回確認されているので「漏えい済み」です。

ランダムなパスワードでは2つの数値が一致し、パスワード生成は正確なビット数を表示します。このツールは、代わりに推測回数を示します。10ˣ回の推測は、3.32 × xビットです。

  • 文字種から
  • パターンから
  • 漏えいデータ
  1. P@ssw0rd52.6ビット5.0ビット6,421,042回
  2. Tr0ub4dor&372.3ビット62.2ビット3,196回
  3. ランダムな12文字78.8ビット78.8ビット見つからず
文字種からの計算は、すべての文字がランダムに選ばれたと仮定します。2つの数値が一致するのは、ランダムなパスワードだけです。

自分のパスワードは漏えいしている? Have I Been Pwnedでのプライバシー保護チェック

このツールは、データ漏えいで流出した約20.7億件のパスワードを集めたHave I Been PwnedのPwned Passwordsと、パスワードそのものを送らずに照合します。SHA-1ハッシュ40文字のうち、ブラウザーの外に出るのは先頭の5文字だけで、送り先もHave I Been Pwnedではなく当サイトのサーバーです。

ブラウザーがパスワードをSHA-1でハッシュ化し、先頭の5文字(たとえば 21BD1)を送ります。データベースでこの5文字で始まるハッシュは約2,000件で、返信にはそのすべてが回数付きで並び、ブラウザーが残りの35文字をそのリストの中から探します。これがk-匿名性で、Have I Been Pwned自身の設計です(HIBP)。この5文字を見た人には、あなたのパスワードが2,000件のうちどれなのか分かりません。

当サイトのサーバーがあなたに代わってHave I Been Pwnedに問い合わせるので、あなたのIPアドレスは見えません。返信にはダミーの行を100〜300行足して、サイズから何も分からないようにし、先頭の文字列も記録しません。チェックは、入力欄から離れたとき、Enterを押したとき、貼り付けたときに行い、1文字ごとには行いません。1文字ごとに先頭の文字列を送ると、パスワードが漏れるおそれがあるためで、Have I Been Pwnedも勧めていません(HIBP)。

回数は、漏えいの件数ではなく、確認された回数です。Tr0ub4dor&3 は3,196回確認されています。20.7億件という数字は当サイトの独自の測定です。Have I Been Pwnedが最新の合計を公表していないためで、ランダムな256個の先頭文字列で、平均1,971件のハッシュがありました(2026年10月23日)。

お使いのブラウザー

••••••••

パスワードのSHA-1

21BD12DC183F740EE76F27B78EB39C8AD972A757

送信:先頭の5文字 · 手元に保持:残りの35文字

お使いのブラウザー内で照合

…2DC183F74…:6,421,042

6,421,042回確認されています

dnsrobot.net

21BD1

+ ダミーの行を100〜300行

記録しません

21BD1で始まる約2,000件のハッシュ

Have I Been Pwned

/range/21BD1

見えるのは当サイトのサーバーで、あなたは見えません

k-匿名性:この5文字を見た人には、あなたのパスワードが約2,000件のうちどれなのか分かりません。

パスワードが漏えいしていたときの対処法

使うのをやめてください。まずメールアカウントで、次に同じパスワードや似たパスワードを使ったすべてのサイトで、新しいランダムなパスワードに変更し、使えるところではすべて2段階認証をオンにしてください。

漏えいしたパスワードは、攻撃者が真っ先に試すリストに載っているので、強さはもう意味を持ちません。20.7億件のリスト全体を試すのに、GPU 1枚でNTLMやMD5のハッシュなら1秒かからず、bcryptでも約2.5日です。だからNISTは、サイトが漏えいしたパスワードを拒否し、侵害されたパスワードは変更させるよう求めています(NIST SP 800-63B-4)。

最初にメールなのは、メールがあれば他のすべてのアカウントをリセットできるからです。パスワード生成でアカウントごとに別のパスワードを作り、パスワードマネージャーに覚えさせましょう。一致したからといって、アカウントが破られたとは限りません。リストにあるのは、使った誰かのパスワードそのものです。

強くて固有のパスワードでも、入力するときに盗み取るフィッシングやキーロガーは防げません(NIST SP 800-63B-4)。ログインする前にリンクの行き先を確認し、怪しいメールの本当の送信元はメールヘッダー解析で確認してください。

  1. 1まずメールのパスワードを変更メールがあれば、他のすべてのアカウントをリセットできます。
  2. 2次に、使い回したすべての場所でアカウントごとに、別の生成したパスワードを設定します。
  3. 32段階認証をオンに盗まれたパスワードだけでは、ログインできなくなります。
  4. 4パスワードマネージャーに保管1つずつ覚えて、入力してくれます。

パスワード強度:よくある質問

ここに本物のパスワードを入力しても安全ですか?

パスワードはブラウザーの中にとどまります。推定は端末上で行い、漏えいチェックで送るのは、入力欄から離れたとき、Enterを押したとき、貼り付けたときの、SHA-1ハッシュ40文字のうち先頭の5文字だけです。保存も記録もせず、入力欄のスペルチェックもオフです。それでも抵抗があるなら、同じ作り方で作った別のパスワードをチェックしてください。

Have I Been Pwnedのパスワードチェックと同じですか?

同じデータ(Have I Been PwnedのPwned Passwords)と、同じk-匿名性の範囲検索を使っています。違いは3つです。リクエストが当サイトのサーバーを経由するので、Have I Been PwnedにあなたのIPアドレスは見えません。入力し終えてから実行し、1文字ごとには実行しません。一致すると、強度のスコアと並べて表示するのではなく、評価を「漏えい済み」にします。

「3,196回確認」とはどういう意味ですか?

Have I Been Pwnedの漏えいデータに、そのパスワードがそのまま現れた回数です。Tr0ub4dor&3は3,196回確認されています。漏えいの件数やアカウントの数ではなく、あなたのアカウントがハッキングされたという意味でもありません。リストにあるのはパスワードで、使った人ではありません。1回でも確認されたパスワードは、攻撃者が真っ先に試すリストに載っています。

このパスワードチェッカーは、解読時間をどう計算しますか?

攻撃者に平均して必要な推測回数を、各攻撃の速度で割ります。推測回数はパターンの推定から、速度はRTX 5090 1枚(Argon2idはRTX 4090)で公表されているhashcatのベンチマークから得ており、GPU 100枚なら時間は100分の1です。実際の攻撃者は総当たりの前にリストとルールを試し、パターンの推定はそれを再現しています。

別のパスワード強度チェッカーと答えが違うのはなぜですか?

多くは文字種を数えるだけで、どの攻撃を前提にしているかを示しません。2026年10月23日に人気の9つのチェッカーを試したところ、6つがTr0ub4dor&3を安全として表示し、解読時間は4か月から2,000年でしたが、実際には漏えいデータに3,196回含まれています。このツールは、すべての攻撃を明示し、攻撃者が最初に試すパターンを見積もり、漏えいがあれば評価を上書きします。

これはパスワードのエントロピー計算ツールですか?

実質的にはそうです。パスワードに必要な推測回数を見積もり、10ˣ回の推測は約3.32 × xビットです。文字種を数えるだけのエントロピー計算ツールと違い、まずパターンを探します。文字種からだとP@ssw0rdは約52ビットですが、漏えいデータには640万回含まれています。ランダムなパスワードなら両者は一致し、生成ツールは正確なビット数を表示します。

長いパスワードなのに「弱い」と評価されるのはなぜですか?

長さが役立つのは、文字が予測できないときだけです。繰り返しの文字、qwertyuiopのようなキーボードの並び、有名なフレーズや歌の歌詞は、攻撃者が最初に試すものです。aaaaaaaaaaaaaaaaは16文字ですが「非常に弱い」です。長いパスワードでも漏えいデータに含まれていれば「漏えい済み」になり、correcthorsebatterystapleは4,173回確認されています。

記号、数字、大文字は必要ですか?

強さのためには必要ありません。NISTの現在のルールは、Password1!のような予測しやすい選択につながるため、サイトにそれらを求めるのをやめるよう指示しており、このツールも足りない文字種を問題として扱いません。長さとランダムさのほうがずっと重要で、ランダムな小文字20文字(94ビット)は、すべての文字種を使ったランダムな12文字(78ビット)を上回ります。いまも求めるサイトはあるので、生成ツールでは追加もできます。

8文字のパスワードは、解読にどれくらいかかりますか?

94種類のキーボード文字からランダムに選んだ8文字なら、NTLMハッシュで保管されていればRTX 5090 1枚で約2時間、MD5なら4時間、コスト10のbcryptなら約1万年です。単語と年のように人が選んだ8文字は、これらの高速ハッシュなら1秒もかからず、bcryptでも数時間以内に破られます。

強いパスワードでも、ハッキングされることはありますか?

あります。強度が測るのは推測だけだからです。フィッシングページ、キーロガー、マルウェアは、どんなに長いパスワードでも入力する瞬間に盗み取りますし、漏えいしたサイトで使い回したパスワードは、他のアカウントでも試されます。サイトごとに別のパスワードを使い、2段階認証をオンにし、ログインする前にリンクの行き先を確認してください。

強そうなパスワードなのに「漏えい済み」と出るのはなぜですか?

漏えいデータに含まれているからです。攻撃者は、何よりも先にそうしたパスワードを試します。約20.7億件のリスト全体を試すのに、GPU 1枚でMD5やNTLMのハッシュなら1秒もかからず、bcryptでも数日です。複雑さはもう守ってくれません。NISTがサイトに漏えいしたパスワードの拒否を求めるのも、同じ理由です。「漏えい済み」は、ほかのすべての評価に優先します。

入力中に漏えいチェックが実行されないのはなぜですか?

1文字ごとにチェックすると、文字ごとに新しい先頭の文字列を送ることになり、その連なりから通信を見ている誰かにパスワードが分かってしまうおそれがあるからです。Have I Been Pwnedもパスワード全体を入力し終えるまで待つよう勧めているので、チェックは入力欄から離れたとき、Enterを押したとき、貼り付けたときに行います。強度の評価は、入力に合わせて更新されます。