ドメインからIP変換

ドメイン名やURLからIPアドレス(IPv4とIPv6)を調べ、単純な検索ではわからない情報まで確認できます。名前の背後にあるCNAMEの経路、各アドレスを所有するネットワーク、本当のサーバーの前段にCDNがあるかどうか、そして5つのパブリックDNSリゾルバーがそれぞれ何を返すかを表示します。

情報源:5つのパブリックDNSリゾルバー · Team Cymru · 地域インターネットレジストリ(RDAP) · DB-IP

WebサイトのIPアドレスを調べる方法

ドメインからIPアドレスを調べるには、Webサイトのドメインを入力するか任意のURLを貼り付けて、IPを調べるを押します。ドメインからIP変換ツールは、その名前のAレコード(IPv4アドレス)とAAAAレコード(IPv6アドレス)をDNSに問い合わせます。これはブラウザーが接続の前に行うのと同じ問い合わせで、すべてのアドレスを、リゾルバーが保持してよい期間(TTL)とともに一覧表示します。

さらに、単純なDNSからIPへの変換より一歩踏み込みます。名前からアドレスまでCNAMEの別名をたどり、各アドレスを経路広報しているネットワークとブロックの登録者を突き止め、Webサイト自身のサーバーではなくCDNのアドレスにはその旨を示し、5つのパブリックリゾルバーの応答を並べて表示します。

ドメインからIP変換の結果:ドメインのIPv4・IPv6アドレスとCNAMEの経路、ネットワークの所有者、5つのDNSリゾルバーの応答ドメインからIP変換の結果:ドメインのIPv4・IPv6アドレスとCNAMEの経路、ネットワークの所有者、5つのDNSリゾルバーの応答答えすべてのIPv4・IPv6アドレスをすぐにコピーでき、検索でわかったことを1件ずつ短い文で示します。各アドレスネットワークとAS番号、不正利用の連絡先を含むレジストリの登録情報、逆引き名、DB-IPによる都市を表示します。5つのリゾルバーGoogle、Cloudflare、Quad9、OpenDNS、AdGuardに同時に問い合わせます。アドレスの切り替えやフィルタリングによるブロックはここでわかります。経路リゾルバーから名前、各CNAMEの別名、アドレス、その背後のネットワークまでをたどります。
www.python.orgの検索例です。別名をたどるとFastlyのアドレスに行き着き、5つのリゾルバーすべてが同じ応答を返しています。番号を選ぶと、各部分に何が表示されているかを確認できます。

1つのWebサイトに複数のIPアドレスがあるのはなぜ?

1つのドメインに多数のAレコードとAAAAレコードがあることは珍しくなく、その組み合わせは検索のたびに変わることもあります。ほぼすべてのケースは、次の4つの理由で説明できます:

  • IPv4とIPv6

    両方に対応しているサイトには、AレコードとAAAAレコードの両方があります。IPv6を使えるデバイスは通常まずIPv6アドレスを試し、つながらなければ1秒足らずでIPv4に切り替えます(Happy Eyeballs)。

  • 負荷分散

    複数のサーバーでトラフィックを分担します。DNSの応答にはそれらがすべて含まれ、多くの場合は毎回異なる順番で並び、クライアントは通常その順番どおりに試します。これがラウンドロビンDNSです。

  • 場所に応じた応答

    大規模なサイトは、各リゾルバーにその近くのサーバーを返すため、東京からの検索とフランクフルトからの検索では異なるアドレスが返ります。リゾルバーはそのために、訪問者のアドレスの一部を伝えることがあります(EDNS Client Subnet)。

  • AnycastとCDN

    CloudflareのようなCDNは、同じアドレスを数百のデータセンターから経路広報し、インターネットのルーティングが各訪問者を近くのデータセンターへ運びます。1つのアドレスが、多くの場所に存在するのです。

そのIPアドレスはWebサイトの本当のサーバー?

CDNやセキュリティプロキシが前段にある場合は違います。そのときドメインはCDNのアドレスに名前解決され、訪問者はCDNに接続し、CDNが見えないところでWebサイト自身のサーバー(オリジン)からページを取得します。アドレスは本物ですが、CDNのものであり、ほかの何千ものサイトにも使われています。

ドメインからIP変換ツールは、この2つを見分けます。大手のCDNやプロキシ(Cloudflare、Akamai、Fastly、Imperva、Sucuriなど)のネットワークはAS番号で、Amazon CloudFrontのようにクラウドのネットワーク上で動くCDNは、利用者に割り当てるCNAMEで判別します。それらのアドレスには都市を表示しません。CDNのアドレスは、問い合わせたリゾルバーの近くにあるエッジサーバーか、多くの場所から同時に応答するAnycastアドレスのどちらかで、いずれもWebサイトが保存されている場所を示さないからです。

Cloudflareの背後にある本当のIPアドレスは調べられる?

DNSからは調べられません。プロキシされたレコードは、Cloudflareのアドレスしか返しません。ただし、プロキシを経由しないレコードからオリジンが漏れることはあります。mail.やftp.で始まる名前、MXレコード、サーバーのアドレスを記載したSPFレコードなどです。

ご自身のサイトなら、オリジンを指すWeb用のレコードはすべてプロキシし、メールなどプロキシできないものは別のサーバーで運用してください。そうでない場合は、CDNに不正利用を報告してください。Cloudflareは報告をホスティング会社とサイトの所有者に転送します。

表示するのは名前が解決されるアドレスだけで、CDNが隠しているサーバーは決して表示しません。そのアドレスがわかると、攻撃者がCDNの保護を迂回できてしまうからです。

www.example-shop.comの名前解決の流れ

  1. 問い合わせ先Google Public DNS8.8.8.8 · 18ミリ秒 · TCP
  2. 名前www.example-shop.com
  3. 別名www.example-shop.com.cdn.cloudflare.netCloudflare
  4. アドレス203.0.113.10203.0.113.112001:db8::10
  5. ネットワークCloudflareAS13335 · アメリカ合衆国で登録
  6. オリジンサーバーCloudflareの背後に隠れています知っているのはサイトの所有者とCloudflareだけです
名前から順に: 名前 · 別名 · アドレス · ネットワーク · オリジンサーバー

nslookup、ping、digでWebサイトのIPアドレスを確認する方法

どのコンピューターでも、コマンドラインでドメインをIPアドレスに変換できます。example.comを調べたいサイトの名前に置き換えてください:

システムコマンドわかること
Windowsnslookup example.com設定済みのリゾルバーから得たアドレス。サーバーのアドレスを付け加えると、そのサーバーに問い合わせます(nslookup example.com 8.8.8.8)。
Windows PowerShellResolve-DnsName example.comA、AAAA、CNAMEの各レコードとそのTTL。
macOS、Linuxdig +short example.com AIPv4アドレス(別名があれば、その名前の後に表示)。IPv6はAをAAAAに替え、TTLを見るには+shortを外します。
Linuxgetent ahosts example.comhostsファイルを含めてシステム自身が名前解決した結果で、ほとんどのプログラムが見るものと同じです。
すべてping example.comシステムが選んだ1つのアドレス(IPv6またはIPv4)。Macのpingが使うのはIPv4のみで、IPv6にはping6を使います。

iPhoneやAndroidのスマートフォンにはコマンドラインがありません。どのブラウザーでも使える上の検索ツールをご利用ください。

ChromeやEdgeでは、デベロッパーツールの[ネットワーク]タブで、ページが実際に読み込まれたアドレスを確認できます。最初のリクエストを選び、[ヘッダー]のRemote Addressを見てください。

自分のコンピューターやpingで別のIPアドレスが表示されるのはなぜ?

ここでの検索結果とご自身のコンピューターでの結果が食い違っても、どちらも正しいことがあります:

  1. 1

    異なるリゾルバー

    お使いのコンピューターはプロバイダーやルーターのリゾルバーに問い合わせており、そのリゾルバーがあなたの近くの別のサーバーを選ぶことがあります。比較するには、上で同じリゾルバーを選んでください。

  2. 2

    切り替えと場所

    負荷分散や場所に応じた応答を行うサイトは、問い合わせのたびに、または場所ごとに別のアドレスを返します。

  3. 3

    キャッシュされた応答

    コンピューターとブラウザーは、TTLが切れるまで応答を保持します。そのため、移転したばかりのサイトでは、しばらく古いアドレスが表示されることがあります。

  4. 4

    hostsファイル

    hostsファイル(C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts、/etc/hosts)の記述は、そのコンピューターではDNSより優先されます。

  5. 5

    IPv6優先

    ブラウザーや、WindowsとLinuxのpingは、ネットワークがIPv6に対応していればIPv6を優先するため、AではなくAAAAのアドレスを使うことがよくあります。

IPアドレスを入力してもWebサイトが開かないのはなぜ?

1台のサーバー、つまり1つのIPアドレスで、多くのWebサイトを配信していることがよくあるからです。ブラウザーはリクエストのたびに目的のサイト名を伝え(Hostヘッダー、HTTPSではハンドシェイクのSNIフィールド)、サーバーはその名前からサイトを選びます。アドレスだけを入力すると、リクエストにはサイト名が含まれないため、サーバーはデフォルトのページやエラー、あるいは証明書の警告を表示します。証明書はドメインに対して発行されたもので、アドレスに対してではないからです。

CDNの背後にあるサイトも同じ理由で開きません。たとえばCloudflareは、自社のアドレスへの直接のリクエストをエラー1003で拒否します。

1台のサーバー、1つのアドレス192.0.2.10
  • Host: shop.exampleショップのページ
  • Host: blog.exampleブログのページ
  • Host: 192.0.2.10デフォルトページかエラー

IPアドレスからWebサイトを特定できる?

場合によります。専用サーバーのアドレスには、所有者の手がかりになる逆引きDNS名(PTRレコード)が付いていることがよくあります。しかし共用サーバーやCDNでは、1つのアドレスが数百から数千のドメインを配信しており、逆引き名があっても、それはAmazonやAkamaiの名前のように、サイトではなくホスティング会社のものです。逆引きDNSでアドレス自身の名前を、IPアドレス検索で登録先のネットワークと組織を確認できます。

Webサイトの場所を調べる方法

「このWebサイトはどこにある?」という疑問の裏には3つの異なる答えがあり、検索ツールはしばしばそれらを混同します:

サーバーがある場所DB-IPのような位置情報データベースは、アドレスを都市に対応付けます。1か所のデータセンターにあるサーバーには有効ですが、CDNのアドレスには意味がありません。それは問い合わせた人の近くにあるエッジサーバーか、あらゆる場所にあるAnycastアドレスだからです。
アドレスブロックが登録されている場所地域レジストリがブロックを割り当てた組織の国です。Cloudflareのブロックの多くは、サーバーがどこにあっても米国で登録されています。
Webサイトを運営している人アドレスにはまったく含まれていません。WHOISでわかるのはレジストラで、所有者は伏せられていることがよくあります。誰が運営しているかは、たいていサイト自身のページ(お問い合わせ、運営者情報)からわかります。

いずれも個人の居場所を特定するものではありません。Webサイトのアドレスからわかるのは、データセンターとそれを運営する会社です。

ドメインからIP変換API

ブラウザー向けにCORSに対応した無料のエンドポイントです。ドメインをPOSTで送信するか、クエリに入れてGETで送信します。リゾルバーも任意で指定できます。応答には、以前のAPIのフィールドに加えて、CNAMEの経路、TTL、ネットワーク、wwwの対になる名前、5つのリゾルバーすべての応答が含まれます。1つのネットワークにつき1分あたり30回まで検索でき、TTLの間は同じ検索にキャッシュから応答します。

GET /api/domain-ip
$ curl "https://dnsrobot.net/api/domain-ip?domain=github.com&dnsServer=cloudflare"
{
  "success": true, "domain": "github.com",
  "summary": { "totalIPs": 1, "ipv4Count": 1, "ipv6Count": 0, "hasCDN": false, … },
  "ipAddresses": [ { "ip": "140.82.121.4", "version": "IPv4", "asn": "AS36459", "ttl": 60, … } ],
  "chain": [], "twin": { "name": "www.github.com", … }, "resolvers": [ … ]
}

ドメインからIP変換に関するよくある質問

ドメインからIPアドレスを調べるにはどうすればよいですか?

上のドメインからIP変換ツールにドメインを入力するか、サイトの任意のURLを貼り付けて、「IPを調べる」を押してください。すべてのIPv4・IPv6アドレス、それぞれを所有するネットワーク、本当のサーバーの前段にCDNがあるかどうかがわかります。ご自身のコンピューターでは、Windowsならnslookup example.com、macOSとLinuxならdig +short example.com Aとdig +short example.com AAAAで、ご自身のリゾルバーが返すアドレスを確認できます。

ドメイン名をIPアドレスに変換するにはどうすればよいですか?

変換を行うのはDNSです。ドメインのAレコードにはIPv4アドレスが、AAAAレコードにはIPv6アドレスが記載されています。ドメインからIPへの変換ツールはリゾルバーに両方を問い合わせ、途中のCNAMEの別名をたどって結果を表示します。このツールは5つのリゾルバーに同時に問い合わせるため、応答が一致しているか、いずれかが名前をブロックしていないかも確認できます。

DNSからIP、ホストからIP、URLからIPへの変換は同じことですか?

はい、いずれもDNSを通じて名前をIPアドレスに変換することです。www.example.comやmail.example.comのようなホスト名も、wwwなしのドメインと同じ方法で検索します。URLからIPへの変換は、最初にリンクからホストを取り出すだけで、スキーム、ポート、パス、クエリは関係しません。なお、www.example.comとexample.comは別の名前であり、異なるアドレスに名前解決されることがあります。

1つのドメインに複数のIPアドレスがあるのはなぜですか?

たいていは次の4つの理由のいずれかです:サイトがIPv4とIPv6の両方に対応している、複数のサーバーで負荷を分担している(ラウンドロビンDNS)、サイトが各リゾルバーの近くのサーバーで応答している、またはCDNがエッジサーバーやAnycastアドレスから配信している。同じ名前に対してリゾルバーごとに異なるアドレスが返った場合は「リゾルバー」の表示でわかり、アドレスの切り替えか場所に応じた応答を示しています。

IPアドレスがCloudflareのものになっているのはなぜですか?

サイトがCloudflareのプロキシの背後にあるからです。サイトのDNSレコードはCloudflareを指しており、Cloudflareが訪問者に応答して、サイト自身のサーバーからページを取得します。これらのCloudflareのアドレスは多くのサイトで共有されているため、Webサイトがどこでホスティングされているかはわかりません。CDNの背後にあるホスティング会社の手がかりは、ホスティングチェッカーで探せます。

コマンドラインでドメインのIPアドレスを確認する方法は?

Windowsではコマンドプロンプトでnslookup example.comを実行するか、PowerShellでResolve-DnsName example.comを実行すると、各レコードをTTLとともに確認できます。macOSとLinuxでは、dig +short example.com AでIPv4アドレスが、AをAAAAに替えるとIPv6アドレスがわかります。Linuxのgetent ahosts example.comでは、システム自身の名前解決の結果がわかります。ping example.comは、コンピューターが選んだ1つのアドレスを表示します。

このツールと自分のコンピューターでIPアドレスが違うのはなぜですか?

お使いのコンピューターが別のリゾルバーに問い合わせていて、そのリゾルバーが近くのサーバーを選んでいる可能性があります。ほかにも、サイトがアドレスを切り替えている、コンピューターがTTLが切れるまで古い応答を保持している、hostsファイルの記述がDNSより優先されている、といった理由が考えられます。同じ条件で比べるには、上でGoogleやCloudflareなど同じリゾルバーを選んでください。

Cloudflareの背後にある本当のIPアドレスを調べることはできますか?

DNSでは調べられません。プロキシされたレコードはCloudflareのアドレスしか返さず、ドメインからIP変換ツールはCDNが隠しているサーバーを決して表示しません。ただし、mail.で始まる名前やSPFレコードなど、プロキシを経由しないレコードからオリジンが漏れることがあるため、サイトの所有者はそれらを確認すべきです。不正利用を報告するには、Cloudflareの不正利用報告フォームを使ってください。報告はホスティング会社とサイトの所有者に転送されます。

IPアドレスからWebサイトを特定できますか?

場合によります。共用サーバーやCDNでは1つのアドレスが数百から数千のサイトを配信しており、その逆引きDNS名は、あったとしてもどのサイトのものでもなく、ホスティング会社のものです。専用サーバーなら、逆引き名やレジストリの登録情報から所有者がわかることがあります。ブラウザーにアドレスを入力してもサイトが開くことはまれです。サーバーは名前でサイトを選ぶからです。

Webサイトの場所を調べるにはどうすればよいですか?

IPアドレスを調べ、次にそのアドレスの場所を確認します。1か所のデータセンターにあるサーバーならDB-IPによる都市、またはブロックが登録されている国です。CDNのアドレスには決まった場所がありません。問い合わせた人の近くにあるエッジサーバーか、多くの場所から応答するAnycastアドレスだからです。いずれもサイトの運営者の居場所を示すものではありません。ドメインの登録情報はWHOISでわかります。

WebサイトのIPアドレスを調べたり場所をたどったりするのは合法ですか?

合法です。DNSは、あらゆるブラウザーがサイトに到達できるようにドメインのアドレスを公開しており、インターネットのレジストリは各アドレスブロックの保有者を公開しています。検索はその公開データを読むだけです。違法なのは、サーバーへの攻撃や不正侵入など、その情報を悪用することです。あるアドレスからの不正行為を報告するには、結果に表示されるネットワークの不正利用窓口に連絡してください。

このドメインからIP変換ツールは無料ですか?検索した内容は保存されますか?

無料で、アカウントも不要です。1つのネットワークから1分あたり30回まで検索できます。検索は当サイトのサーバーで実行するため、相手のWebサイトにあなたのアクセスが知られることはありません。結果は、そのDNSレコードがキャッシュされうる間だけ(最長5分)保持するため、同じ検索はすばやく返ります。誰が何を検索したかのログは残しません。