RGB→Pantone変換とは?
RGB→Pantone変換とは、赤・緑・青の光として定義された色に最も近いPantone Matching System(PMS)インクを探す作業です。RGBは、カメラが撮影し、画面が表示し、デザインソフトが保存する色の表し方で、3つのチャンネルを0〜255で表現します。一方Pantoneカラーは、決められたレシピで調合され、印刷されたスウォッチと照合される物理的なインクです。光とインクでは色域が異なるため、この変換は計算式で答えが出るものではなく最近傍の探索になります。そして優れた変換ツールは、その「最も近い色」がどれだけ近いのかを教えてくれます。
このRGB→PMS変換ツールは、入力された3値を人間の知覚に合わせて設計されたCIELABカラー空間に変換し、1,200色以上のPantone Coatedカラーそれぞれとの Delta E 距離を計算します。マッチは近い順にランク表示され、Exact から Approximate までのラベルが付きます。たとえばティールの RGB(0, 128, 128) は PANTONE 2111 C に優秀(Excellent)なマッチとして返り、純粋な青の RGB(0, 0, 255) は色域外として示されます。
写真、UI、動画のフレーム、デザインデータから採取した色を印刷インクにする必要があるときは、いつでもお使いください。ロゴ、パッケージ、ユニフォーム、サイン、グッズなどが対象です。HEXコードをお持ちの場合は、HEX→Pantone変換がそのまま受け付けます。

RGB→Pantoneの変換方法
4つのステップで、RGBの3値が印刷可能なPantoneコードになります。
赤・緑・青のスライダーを動かすか、各ボックスに0〜255の数値を入力します。HEXコードを貼り付けたり、スウォッチをクリックしてカラーピッカーを開いたりすることもできます。プレビューと HEX・CMYK・HSL の表示はリアルタイムで更新されます。
最も近いPantone CoatedカラーがDelta Eスコアと評価(Exact/Excellent/Good/Fair/Approximate)とともに即座に表示されます。表示件数はスライダーで1〜20件まで調整できます。
どの結果でも入力した色がPantoneカラーの上に重ねて表示されるため色のズレが一目で分かり、そのPantone自身のRGB・HEX・CMYK値も併記されます。
Pantone名を1件だけコピーする、ブランドガイド用にすべてのマッチをテキストとしてコピーする、リンクを共有する、のいずれも可能です。URLには入力した値が保持されます。
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RGBの光とPantoneのインク
RGBは加法混色です。赤・緑・青の光が足し合わされ、3色すべてが255なら白、すべて0なら黒になります。カメラ、スキャナー、スクリーンショットが生み出すのもRGBなので、印刷したい色の多くはRGBの3値として生まれます。同時にデバイス依存でもあり、RGB(0, 128, 128) の見え方はパネルやカラープロファイルごとに変わります。だからこそ印刷には絶対的な基準が必要になるのです。
Pantoneは減法混色です。顔料が特定の波長を吸収し、残りを紙が反射します。各Pantoneカラーはベースインクから決まったレシピで調合されるため、PANTONE 2111 C はベルリンの印刷所でもバンガロールの印刷所でも同じスウォッチを意味します。インクはsRGBでは表示できないオレンジ、深いグリーン、メタリックにも届く一方、純粋なsRGBのブルーやレッドには届きません。Delta E値は、その色が境界のどちら側にあるのかを示してくれます。
よくあるRGB→Pantone変換の例
よく変換されるRGBカラーと、ツールと同じDelta Eマッチャーで算出した最も近いPantone Coatedマッチです:RGB(228, 0, 43) → PANTONE 185 C(完全一致)、RGB(255, 165, 0) オレンジ → PANTONE 137 C(Delta E 1.2、優秀)、RGB(255, 215, 0) ゴールド → PANTONE Yellow 012 C(完全一致)、RGB(0, 128, 128) ティール → PANTONE 2111 C(Delta E 1.8、優秀)、RGB(255, 192, 203) ピンク → PANTONE 182 C(Delta E 3.1、良好)、RGB(128, 128, 128) グレー → PANTONE Cool Gray 9 C(Delta E 3.9、まずまず)、RGB(0, 0, 128) ネイビー → PANTONE Reflex Blue C(Delta E 6.9、近似)。
純粋な原色を見ると、彩度の高い画面の色が印刷可能なインクからどれほど離れているかがよく分かります。RGB(255, 0, 0) は PANTONE 2002 C に Delta E 14 で、RGB(0, 0, 255) は PANTONE Blue 072 C に 44 で着地します。
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Pantone→RGB:PMSコードから逆引き
逆方向も同じくらい頻繁に必要になります。ブランドガイドには PANTONE 2111 C とあるのに、アプリ側が求めるのはRGB値、という場面です。Pantone → RGB タブを開き、番号または名称を入力して、RGB・HEX・CMYKをコピーしてください。よく検索されるコードには PANTONE 185 C(228, 0, 43)、Reflex Blue C(0, 20, 137)、Process Blue C(0, 133, 202)、Cool Gray 9 C(117, 120, 123)、Black C(45, 41, 38)、Warm Red C(249, 66, 58)、Yellow C(254, 221, 0)、Orange 021 C(254, 80, 0)、286 C(0, 50, 160)、485 C(218, 41, 28)などがあります。
Pantoneは、デザイナーが画面上で使えるようCoatedカラーごとに公式のsRGB相当値を公開しており、この逆引きが返すのはその値です。あくまでインクを画面上で近似したものである点にご注意ください。プロセスインクの%値から作業する場合は、CMYK→Pantone変換をご利用ください。

Delta Eによる色差の考え方
すべてのマッチにはCIE76 Delta Eの値が付きます。これはCIELAB空間における、入力したRGBカラーとPantoneカラーの知覚的な距離です。目安は次のとおりです:1.0未満=完全一致、肉眼では区別できません。1.0〜2.0=優秀、並べて比べたときだけ分かります。2.0〜3.5=良好、わずかなズレで大半の印刷では問題ありません。3.5〜5.0=まずまず、違いが分かるので事前にスウォッチで確認を。5.0超=近似、別の色なので元の色を調整してください。
入力したRGBの3値はまずリニア化され、D65白色点のもとでXYZに変換され、そこからCIELABへ移されます。CIELABでは L* が明度、a* がグリーン⇔レッド、b* がブルー⇔イエローを表します。各Pantoneカラーも同じ形式で保存されており、Delta E はその2点間の直線距離です。この空間は知覚的に均等なので、Delta E 2 はグレーでも彩度の高いオレンジでも同じ見た目の差を意味します。RGBの単純な差分では、これは保証できません。ブランドで重要な色は Delta E 2 未満を目指し、実際に印刷物が置かれる照明条件のもとで物理的なPantoneガイドと照合してください。
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RGBカラーにPantone番号が必要になる場面
ブランドガイドラインはロゴの色をPantoneコードで固定し、どのサプライヤーでも同じ色が刷れるようにしたうえで、その横にRGBとHEXを併記します。写真から採取した色——スポイトで拾った商品写真や競合のパッケージの色——も、それを再現できるインクに合わせられます。画面のデザインを印刷へ:UIパレット、プレゼン資料、動画のフレームはRGBですが、パンフレット、名刺、パッケージにはPantoneが必要です。アパレルやグッズのサプライヤーは、インクや糸をPantone番号で見積もります。パッケージとラベルでは、段ボール、フォイル、プラスチックをまたいで色を保てるスポットインクが頼りになります。そしてパレットの棚卸しでは、どのRGBカラーが印刷可能かが分かります。Delta Eが5を超える色には、印刷向けの代替色が必要です。ブランドカラーの印刷物には、色を合わせたQRコード作成が必要になることもよくあります。