HEX→Pantone変換とは?
HEX→Pantone変換とは、画面上で定義された色に最も近いPantone Matching System(PMS)インクを探す作業です。#E4002B のようなHEXコードは、RGB値を16進数で書き表したものにすぎず、ディスプレイに赤・緑・青の光をどれだけ発光させるかを指示します。一方Pantoneカラーは、決められたレシピで調合された物理的なインクです。両者は色域が異なるため、完全に一対一で対応する色はほとんど存在しません。変換ツールの役目は、知覚的に最も近い色を見つけ、その近さを数値で示すことにあります。
このHEX→PMS変換ツールは、入力されたコードを人間の視覚に合わせて設計されたCIELABカラー空間に変換し、データベース内の1,200色以上のPantone Coatedカラーそれぞれとの Delta E 距離を計測します。結果は近い順にランク表示され、率直な品質ラベルが付きます。たとえばブランドレッドの #E4002B は PANTONE 185 C と完全一致(Exact)で返り、純粋な画面用の赤は近似(Approximate)として示されます。
ロゴ、ウェブサイトのパレット、アプリのカラーを印刷物へ展開するときにデザイナーが使うツールです。名刺、パッケージ、サイン、刺繍、ノベルティグッズは、いずれもHEXコードではなくPantone番号を求めてきます。プロセスインクの%値から始める場合は、CMYK→Pantone変換をご利用ください。

HEX→Pantoneの変換方法
HEXコードから最も近いPantoneカラーを調べるのに、かかる時間は数秒です。
3桁または6桁のHEXコードを、# の有無にかかわらず入力または貼り付けます。スウォッチをクリックすればカラーピッカーも開けます。プレビューとRGB・CMYK・HSLの各値は、入力に合わせてその場で更新されます。
最も近いPantone CoatedカラーがDelta Eスコアと評価(Exact/Excellent/Good/Fair/Approximate)とともに即座に表示されます。表示件数はスライダーで1〜20件まで調整できます。
各結果では入力した色がPantoneカラーの上に重ねて表示されるため色のズレが一目で分かり、そのPantone自身のHEX・RGB・CMYK値も併記されます。
Pantone名を1件だけコピーする、ブランドガイド用にすべてのマッチをテキストとしてコピーする、ページのリンクを共有する、のいずれも可能です。URLには入力したHEXコードが保持されます。
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HEXカラーとPantoneインクの違い
HEXコードは、赤・緑・青の光を各00〜FFで表した3バイトの値です。加法混色なので、3色すべてを最大にすると白になります。1,677万通りの値を表現できますが、記述できるのはsRGBの範囲だけで、同じ #E4002B でもスマートフォン、ノートPC、テレビでは見え方が変わります。パネルの性能、明るさ、キャリブレーションがそれぞれ異なるためです。
Pantoneカラーは、ベースインクの配合レシピです。印刷会社が一度調合すれば1枚目も1万枚目も同じ色で刷れ、PANTONE 185 C は世界中どの印刷所でも同じスウォッチを意味します。ブランドガイドがHEXではなくPantoneを指定するのはこのためです。インクは画面では表示できないオレンジやグリーン、メタリックまで再現できる一方、純粋なsRGBのブルーやレッドには届きません。Delta E値は、あなたの色がその境界のどちら側にあるのかを教えてくれます。
よくあるHEX→Pantone変換の例
ウェブでよく使われる色と、ツールと同じDelta Eマッチャーで算出した最も近いPantone Coatedマッチです:#E4002B → PANTONE 185 C(完全一致)、#FFA500 オレンジ → PANTONE 137 C(Delta E 1.2、優秀)、#FFD700 ゴールド → PANTONE Yellow 012 C(完全一致)、#008080 ティール → PANTONE 2111 C(Delta E 1.8、優秀)、#FFC0CB ピンク → PANTONE 182 C(Delta E 3.1、良好)、#808080 グレー → PANTONE Cool Gray 9 C(Delta E 3.9、まずまず)、#000080 ネイビー → PANTONE Reflex Blue C(Delta E 6.9、近似)。
純粋なsRGBの原色はスコアが伸びません。#FF0000 の赤は PANTONE 2002 C に Delta E 14 で、#0000FF の青は PANTONE Blue 072 C に 44 で着地します。画面優先で決めた色をスポットインクにするには、事前にわずかな調整が必要になることが多く、変換ツールはそのズレの大きさを正確に示してくれます。
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Pantone→HEX:PMSコードから逆引き
逆方向の変換も同じくらい頻繁に必要になります。ブランドガイドには PANTONE 185 C と書かれているのに、ウェブ担当者が知りたいのはHEX、という場面です。Pantone → HEX タブを開き、番号または名称を入力して、HEX・RGB・CMYKの値をコピーしてください。よく検索されるコードには PANTONE 185 C(#E4002B)、Reflex Blue C(#001489)、Process Blue C(#0085CA)、Cool Gray 9 C(#75787B)、Black C(#2D2926)、Warm Red C(#F9423A)、Yellow C(#FEDD00)、Orange 021 C(#FE5000)、286 C(#0032A0)、485 C(#DA291C)などがあります。
PantoneはCoatedライブラリ向けに公式のsRGB相当値を公開しており、この逆引きが返すのはその値です。CSSファイルやデザイントークンに入れるべき値ですが、あくまでインクを画面上で近似したものである点は変わりません。RGBの3値のほうが必要でしたら、スライダーで同じように操作できるRGB→Pantone変換をどうぞ。

Delta Eによる色差の考え方
すべてのマッチにはCIE76 Delta Eの値が付きます。これはCIELAB空間における、入力したHEXカラーとPantoneカラーの知覚的な距離です。目安は次のとおりです:1.0未満=完全一致、肉眼では区別できません。1.0〜2.0=優秀、並べて比べたときだけ分かります。2.0〜3.5=良好、わずかなズレで大半の印刷では問題ありません。3.5〜5.0=まずまず、違いが分かるので事前にスウォッチで確認を。5.0超=近似、別の色なので元の色を調整してください。
数値のうえでは同じだけ離れた2つのHEXコードでも、人の目には大きく違って見えることがあります。目はブルーの変化よりもグリーンの変化にはるかに敏感だからです。RGBの生の数値を比べるだけでは、マッチの順位付けを誤ります。CIELABは色を知覚どおりに配置する空間(L*が明度、a*がグリーン⇔レッド、b*がブルー⇔イエロー)なので、Delta E 2 は赤でもティールでもグレーでも同じ視覚的な差を意味します。ブランドで重要な色は 2.0 未満のマッチを目指し、実際に印刷物を見る照明条件のもとで物理的なPantoneガイドと照合してください。
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HEXカラーにPantone番号が必要になる場面
ブランドガイドラインはロゴの色をPantoneコードで固定し、どの印刷会社、刺繍業者、看板業者でも同一の色を再現できるようにします。ウェブ→印刷のプロジェクトでは、ウェブサイト向けに設計したパレットを名刺、パンフレット、パッケージへ持ち込みます。グッズ・アパレルのサプライヤーは、糸やインクをHEXではなくPantone番号で見積もります。パッケージとラベルでは、CMYKプロセス印刷では色が振れる段ボール、フォイル、プラスチックでも色を保てるスポットインクが頼りになります。サインや車両ラッピングは、カッティングシートや塗料のメーカーがPantoneの基準色に合わせて調色します。そして画面用パレットの棚卸しでは、Delta Eが5を超える色、つまりリリース前に印刷向けの代替色が必要な色を洗い出せます。ブランドカラーの印刷物には、色を合わせたQRコード作成が必要になることもよくあります。