ホスティングチェッカー — サイトがどこのサーバーか調べる
どのWebサイトでも、どこのサーバーを使っているかを調べられます。ホスティング会社とその基盤のクラウド、前段のCDN、CMS、ドメインのメールを扱う会社、ドメインの登録先を、それぞれの根拠とともに表示します。Cloudflareの背後にあっても、プラットフォーム独自のヘッダー、アドレスブロックの所有者、CDNを経由しないホスト名から、本当のホスティング会社がわかることがあります。
ホスティングチェッカーでわかること
ホスティングチェッカーは、Webサイトを保存して配信している会社、つまりホスティング業者を検索するツールです。ドメインを入力すると、サイトのIPアドレス、そのアドレスを経路広報しているネットワーク、アドレスブロックの登録者を調べ、さらにサイト自身から読み取れる情報、つまりHTTPヘッダー、wwwが指すCNAME、マークアップに残るサイトビルダー、ネームサーバーを確認します。手がかりごとに重みを付けて判断するため、結果には確度とその根拠が付きます。
Webサイトが1社だけで成り立っていることはまれです。ドメインはレジストラで登録され、DNSは別の会社で運用されていることがあり、前段にはCloudflareのようなCDNがあることが多く、メールはGoogleやMicrosoftに届くこともよくあります。結果では各階層を個別に表示するため、「このサイトはどこのサーバー?」という疑問に、本当に知りたかった答えが返ります。

答えホスティング会社をひと言で、確度とともに示します。前段にCDNがあれば、それも表示します。すべての階層レジストラ、DNSホスティング、CDN、ホスティング会社、基盤のクラウド、メール:それぞれの会社を個別に表示します。根拠そのホスティング会社と判断した理由です:ネットワーク、プラットフォーム独自のヘッダー、CNAME、サイトビルダー。詳細ドメインとwwwのすべてのアドレス、リダイレクトの経路、CMS、証明書、メールの設定です。Webサイトがどこのサーバーか調べる方法
ホスティングの契約者を記した公開の名簿はありません。そのため、ホスティング業者を調べるときは、サイトが公開の場に残す手がかりを、強いものから弱いものの順に読み取ります:
- 1
サイトのIPアドレスを調べる
ドメインのAレコードとAAAAレコードから、ブラウザーが接続するアドレスがわかります。ドメインとwwwの両方を調べます。この2つは異なる場合があります。
- 2
アドレスの背後にあるネットワークを調べる
公開アドレスは通常、1つのネットワークによって経路広報されています。地域インターネットレジストリが割り当てた番号(ASN)を持つ自律システムです。ホスティング会社自身のネットワークなら、それで会社がわかります。AS47583はHostinger、AS53831はSquarespaceです。CDNのネットワーク上に自社のアドレスを持つプラットフォームは、ブロックの登録者からわかります。Shopifyのアドレスは、Cloudflareのネットワーク上にあり、Shopifyの名義で登録されています。
- 3
サイト自身が示す情報を読む
プラットフォームは応答にラベルを付けています。Kinstaのキャッシュヘッダー、WP EngineのX-Powered-By、VercelのリクエストIDなどです。wwwがshops.myshopify.comを指している場合や、サイトビルダー独自のマークアップがある場合も、プラットフォームがわかります。
- 4
重みを付けて判断し、残りを確認する
ネームサーバーからはDNSの管理先がわかります。ホスティング会社と同じことが多いものの、常にそうとは限りません。手がかりが一致すれば「確度:高」の答えに、1つのネットワークを複数のホスティング会社が共有していれば「可能性あり」の答えになり、ほかの候補も一覧で示します。
example-shop.comを配信している会社
- レジストラNamecheap, Inc.ドメインの登録先
- DNSホスティングCloudflareネームサーバーを運用ada.ns.cloudflare.com · rudy.ns.cloudflare.com
- CDN / プロキシCloudflareホスティング会社の前段で訪問者に配信ASNAS13335ヘッダーcf-ray: 0000000000000000-FRA
- ホスティング会社ShopifyWebサイトを保存・配信判断の根拠
- サイトがヘッダー
powered-by: Shopifyを返しています - wwwの参照先は
shops.myshopify.comです - ページはShopifyで作られており、これはShopify上でしか動きません
- サイトがヘッダー
- メールGoogle Workspaceドメインのメールを受信aspmx.l.google.com +1
ホスティング会社、レジストラ、DNSホスティング、CDN:それぞれの役割
1つのWebサイトの背後には4〜5社が関わっていることがあり、「ホスティング」が指す会社は、尋ねる人によって異なります。それぞれの役割と、チェッカーがどう見つけるかをまとめました:
| 階層 | 役割 | チェッカーの見つけ方 | 例 |
|---|---|---|---|
| レジストラ | ドメイン名を販売・更新し、そのネームサーバーをレジストリに送ります。 | レジストリのRDAPの登録情報 | GoDaddy、Namecheap |
| DNSホスティング | ドメインのDNS問い合わせに応答し、サイト、メール、サブドメインの場所を示します。 | NSレコード | Cloudflare、Route 53 |
| CDN / プロキシ | ホスティング会社の前段に置かれ、訪問者の近くでページをキャッシュし、攻撃を遮断します。訪問者が接続するのはCDNで、ホスティング会社ではありません。 | CDNのネットワークと独自のヘッダー(cf-ray、Via) | Cloudflare、Fastly |
| ホスティング会社 | Webサイトのファイルとデータベースを保存し、コードを実行します。 | アドレスのネットワークとブロックの登録者、プラットフォームのヘッダー、CNAME、サイトビルダー | SiteGround、Kinsta、Shopify |
| 基盤クラウド | プラットフォームがサーバーを借りているクラウドです。 | アドレスのネットワーク | Google Cloud、AWS |
| メール | ドメインのメールを受信します。 | MXレコード | Google Workspace、Microsoft 365 |
ホスティングチェッカーでCloudflareと表示されるのはなぜ?
訪問者が接続している会社がCloudflareだからです。サイトのDNSレコードがCloudflareでプロキシされていると、ドメインはCloudflareのアドレスに名前解決され、Cloudflareが見えないところで本当のホスティング会社からページを取得します。Fastly、Amazon CloudFront、Akamaiも同じ仕組みで、通常はCDN独自のホスト名へのCNAMEを使うため、その名前はDNS上で見えたままです。IPアドレスしか見ないチェッカーは、Cloudflareをホスティング会社と表示します。通信の行き先としては正しいものの、ホスティングとしては誤りです。
このチェッカーはCDNを独立した階層として表示し、さらに調べ続けます。プラットフォーム独自のヘッダーは通常CDNを通過し、アドレスブロックの登録者からプラットフォームがわかることもあるため、CDNの背後にあってもShopify、Kinsta、Vercelは見つかります。ただし、Cloudflareがプロキシしているレコードでは、CNAMEは隠れます。
CDNの背後にあるホスティング会社の手がかり
CDNを経由しない名前
cPanelのホスティングでは、cpanel.とwebmail.はホスティング会社のサーバーを直接指しており、mail.やftp.もそうであることがよくあります。結果には、それらが属するネットワークが表示されます。
メールの設定
ホスティング会社のメールサーバーを指すMXレコードや、ホスティング会社からの送信を許可するSPFレコードが手がかりになります。
ネームサーバー
HostingerやSiteGroundのネームサーバーを使っているサイトは、前段にCDNがあっても、そこでホスティングされていることがよくあります。
所有者に尋ねる
オリジンを確実に知っているのは、サイトの所有者とCDNだけです。
表示するのはネットワークだけで、隠れたサーバーのアドレスは決して表示しません。そのアドレスがわかると、攻撃者がCDNの保護を迂回できてしまうからです。
dig、whois、curlでWebサイトのホスティング会社を調べる
同じ調査を、macOSとLinuxのターミナルから行う方法です(WindowsではDNSの手順にnslookupとPowerShellのResolve-DnsNameを使います)。example.comをサイトの名前に、203.0.113.10をそのアドレスに置き換えてください:
| 調べる内容 | コマンド |
|---|---|
| サイトのアドレス | dig +short example.com A |
| その背後のネットワーク | whois -h whois.cymru.com " -v 203.0.113.10" |
| アドレスブロックの保有者 | whois 203.0.113.10 |
| サイトが返すヘッダー | curl -sI https://example.com |
| wwwの参照先 | dig +short www.example.com CNAME |
| ネームサーバー | dig +short example.com NS |
| メールサーバー | dig +short example.com MX |
CDNの背後では、アドレスとネットワークはCDNのものです。ヘッダーと、ブロックの登録者を確認してください。自社のアドレスを持つプラットフォームなら、登録者に名前が表示されます。
自分のWebサイトのホスティング会社を調べるには?
上でご自身のドメインを調べてください。ホスティング会社とレジストラには、それぞれログインページへのリンクが付いています。ホスティング会社がCDNの背後に隠れている場合は、次の方法で見つかります:
- 1
受信トレイを検索する
請求書や更新のお知らせを探します。「ホスティング」「cPanel」「更新」、またはドメイン名そのもので検索してください。
- 2
レジストラを確認する
レジストラはホスティングも販売していることが多く、管理画面にはネームサーバーが表示されるので、そこからDNSホスティングがわかります。
- 3
CDNの管理画面を開く
Cloudflareでは、ドメインのDNSレコードに、プロキシされている各レコードの本当の参照先(オリジンのアドレスまたはホスト名)が表示されます。アドレスから会社を調べるには、IPアドレス検索を使います。
ホスティングチェッカーはどのくらい正確ですか?
サイトが残す手がかりの分だけ正確です。答えにはそれぞれ、3段階のいずれかの評価が付きます:
大手のホスティング会社からサーバーを借りている再販業者や制作会社は、その大手として表示されます。ネットワークでは区別できないためです。
ホスティングチェッカーAPI
ブラウザー向けにCORSに対応した無料のエンドポイントです。ドメインをPOSTで送信するか、クエリに入れてGETで送信します。応答には、以前のAPIのフィールドに加えて、ここで表示している階層、アドレス、リダイレクト、手がかり、証明書が含まれます。1つのネットワークにつき1分あたり10回まで確認でき、1時間以内の同じ確認にはキャッシュから応答します。
$ curl -X POST https://dnsrobot.net/api/hosting-check \
-H "Content-Type: application/json" -d '{"domain": "allbirds.com"}'
{
"domain": "allbirds.com", "state": "hosted",
"host": { "slug": "shopify", "name": "Shopify", "confidence": "high", "evidence": [ … ] },
"cdn": { "slug": "cloudflare", "name": "Cloudflare", … },
"cms": ["Shopify"], "emailProvider": "Microsoft 365", "registrar": "MarkMonitor Inc.", …
}